今年もプロ野球では、活躍している新人選手たちがどんどん出てきていますね!
やっぱり、チームに活気をもたらすという意味でも、若い選手の活躍は大事ですよね。
見ている方にとっても、ルーキー選手の活躍には、新鮮な喜びを感じますね。
パ・リーグの投手でしたら、楽天の森原康平投手や山岡泰輔投手などが頭角を現してきていますが、
野手で活躍している選手といったら、やっぱり西武の源田壮亮選手!
源田選手は、ルーキーながら開幕スタメンを勝ち取ると、その後も活躍を続け、レギュラーを不動のものとしています。
新人選手が開幕スタメンでショートを守るのは、西武球団としては、36年ぶりの出来事で、1981年の石毛宏典選手以来という快挙でした。
西武というチームは、石毛宏典選手以来、松井稼頭央(現・楽天)、中島裕之(現・オリックス)と球界を代表する選手を輩出してきていましたが、2012年のオフに中島選手が海外FA権を行使して出ていってからは、レギュラー不在の時期が続いていました。
そして、今年、ついに源田選手がレギュラーとしての地位を固めようとしています。
源田選手にも、西武の歴代のショートのように球界を代表選手になっていってもらいたいですね。
源田壮亮(げんだ そうすけ)
出身地 大分県大分市
生年月日 1993年2月16日
身長 179 cm
体重 73 kg
血液型 O型
投球・打席 右投左打
背番号 6
2016年 ドラフト3位
年俸1,200万円(2017年)
経歴 大分商→愛知学院大→トヨタ自動車
登場曲はレミオロメンの「もっと遠くへ」
普通、プロになるぐらいの選手でしたら、小学生の頃から、リトルリーグでプレーするものですが、源田選手は違いました。
源田選手は小学校3年生の時、2歳上の兄と共に明野西小学校で「ソフトボール」を始めました。
今でも、リトルリーグのチームが無い田舎の地域などでは、野球の代わりとして、ソフトボール部に入ることもあるでしょう。
でも、源田選手がいたのは県庁所在地でもある大分市。もちろん、リトルリーグのチームもありました。
それでも、源田選手はあえてソフトボールを選びました。
源田選手が育った大分市明野地区は野球よりソフトボールが盛んな地区でした。
現役のプロ野球選手でソフトボール経験者というと、源田選手の他は、阪神の福留選手ぐらいでほとんどみあたりません。
まず、硬式球より重いソフトボールのボールを扱うことによって、肩が強くなります。
また、ベース間が野球より短いので、内野も送球の素早さが求められます。捕球してすぐに投げる癖がつくのも、ソフトボールの利点です。
源田選手の守備の特徴である『捕ってから投げるまでが早い』というのは、ソフトボールによって、身に付いたものなんですね!
源田選手は中学校に入ってからようやく「明野ビッグボーイズ」で野球を始めます。
野球経験がないにもかかわらず、1年生からショートのレギュラーを獲得したそうです。
その後、高校は、大分商業高等学校に進学しますが、3年春の県大会準Vが最高成績で、甲子園経験はありません。
高校のコーチから大学リーグで戦った方がいいとアドバイスを受け、愛知学院大学に進学します。
愛知学院大学では1年生の秋のリーグ戦の途中からショートのレギュラーを獲得すると、大学4年生の時にはキャプテンも務めました。
大学時代からプロから注目はされていましたが、走るのと守備はいいが、打撃が弱いという評価でしたので、プロ志望届は出さずにトヨタ自動車に進みます。
トヨタ自動車では、一年目からレギュラーを取り、確実に実力をつけていき、「社会人.ナンバー1野手」と評されるまでになりました。
そして、昨年のドラフトで、西武ライオンズに3位で指名され、プロ入りしました。
3位指名ながら、「6」という一桁の背番号をもらえたのは、チームの期待の表れといえます。
源田選手の今年の目標は「新人王」
新人王は野手より投手が有利なタイトルです。
特に源田選手の所属するパ・リーグでいうと、1998年の西武・小関竜也選手以来18年間、野手の新人王は出てきていません。
でも、源田選手はこのまま活躍を続けて、新人王を獲得してほしいですね。