宮迫さんとロンブー亮さんの会見を受けて、月曜日のスッキリでは吉本興業上層部に対する怒りをにじませた加藤浩次さん。
そして怒りの声を聞いた上で行われたはずの岡本社長の会見は、なんと5時間半という長丁場でありながら、記者たちの質問に対して明確なアンサーがないばかりか、パワハラの自覚のなさなども浮き彫りになる結果となりました。
世間的にも残念な社長であることが明らかになってしまったわけですが、その会見を受けて加藤浩次さんがどんなコメントをするのか注目された翌日のスッキリ。
このスッキリしない問題をエモーショナルなコメントでどこまでスッキリさせてくれるのか。
番組内での発言を抜粋して書き起こしました。
加藤さんのコメントを聞いて、個人的にも岡本社長が嫌いなんだろうなという本音が滲み出ている気がしました。
極楽とんぼとして大変な時期に全くサポートしてくれない状況があったのかなぁなんて想像しちゃうくらい、加藤さんからは厳しい言葉が語られました。。。
もくじ
スッキリコメント書き起こし
番組冒頭
加藤さん:なんでこんなグダグダなんだって思ったんですけど、2時間半ぐらい経った頃ですかね。こういった笑いもあるんだって教えられてるのかなって。あのパターンのお笑いは僕は見たことなかったんでちょっとびっくりしましたね。「あとで聞いときます」っていう発言もありましたし、「ちょっと考えます」と言いました。会見であとで聞いときますっていうのはないんですけどね、普通。ちょっとびっくりしてます。
岡本社長会見VTR後のスタジオで
まず何も話が進展しなかったのでほんとに記者の方が疲れたと思います。本当にお疲れ様でしたと言いたいです。この会見を見て思ったんですけれども、真摯に正直に宮迫さんと亮が会見した、でその裏ですぐ吉本興業が対応して会見する。どういったロジック、どういった理論構築をもってやってくるのかなと思って見たんですけど、そこに何もなく、答えとしては冗談だったりとか、そういうつもりはなかったとか、これから自分が変わってくとか、正直今この令和になった時代でこんな会見が行われるんだって僕は正直びっくりもして。悲しくもありました。あぁ、こういう会社の社長のとこに僕はいたんだって。ちょっとね、辛くなりましたね、見てて。
ハリセンボン春菜さん
春菜さん:私も見てて気持ちがジェットコースターのようにいろいろ変わったというか、とにかく不安にもなりましたし、憤りも感じましたし、悲しさも感じましたし、私たちが声を上げたことが何も響いてないんだっていうこともありましたし。希望が1つも見えなくて、社長としては今後芸人と向き合って話していきますって言ってましたけど、記者の皆さんの質問に対しても1つも的を射た答えが返ってこない。そういう会話もちゃんとできない中でじゃあ6000人いる芸人とどうやって向き合って話していくのよと。そういう不安にもなりましたし、社員も不安になったと思います。話してて「いや冗談だよ」って言われたら何なのって。冗談で済まされることというか、芸人側は冗談を和ませることを真面目に仕事にしてやってきてるわけですよ。
加藤さん:宮迫さん亮なんかは冗談のプロですよ。冗談のプロが素人の言う冗談は通じないってことないですよ。冗談の雰囲気出てるわけですもん。でもその冗談のプロたちがこれはちょっと恫喝だろうって思ってしまう言い方・トーンが、僕はあったと思うんだよね。
春菜さん:だからもうその時点で冗談じゃないですよって私は思いますし、岡本社長も冗談って難しいなって実感されたと思うんですよ。真面目に冗談やって笑わせてお金を生むって本当に大変なことだと、あれを冗談と言うなら感じてもらえたと思うんで、芸人に対する評価っていうものをちゃんとしていただきたいですし。とにかくもう不安しかないというか。昨日もずっとはるかと仕事の合間に見てたりもしたんで、本当にどうしようかっていう不安で、ちゃんとこれからのことも話さなきゃいけないねって言いながら。でも今自分たちもレギュラー番組をやらせていただいたりとか、現場でほんとに頑張ってくれるマネージャーさんとの関係、絆もあったり。現場はそうなんですよ。見てる方でね、そんなに言うんだったらやめろよって思われる方もいらっしゃるかもしれないけど、やっぱり私たちの中にも複雑ないろんなことがあって。じゃあ5900人の芸人とかが例えば辞めるとかなったときに、劇場とかだけでやってる芸人達はどうなっていくのか、そこで不安で辞めたいと思っても辞められなかったり。でもここでがんばっていこうって思ってもトップがこうならこのままちゃんと進んでいけないんじゃないかって思ったり。昨日の会見ではとにかく不安しか出なかったですね。
藤原副社長の嘘?
加藤さん:冗談だっていう風に藤原副社長がフォローしてて。冗談だと言う風な、テープ回してないだろうなぁみたいな時に、聞いてたんだけど現場実際にスベってました的な発言・フォローがあったと思うんだけど、僕はこれ昨日亮に聞いたんですけど、その場には藤原副社長いなかったらしいんですよ。それなのに、そこにもう僕は嘘があると思うんですよ。だからもう対比が出ましたよね。宮迫さんと亮の正直にやられた会見と、また嘘をつく、まだごまかそうとしている会見という風に僕は見えてしまった。
吉本興業がすぐに会見したことについて
加藤さん:実際に宮迫さんと亮が正直に話をした。でその後に、すぐにでも会見をやらしてくれ、嘘をついてたっていうことを正直にファン、そして世間の皆さんに言いたいと言った。そのときにはちょっと待て、いろいろ精査しなきゃいけないことがある。調べてる最中だったから亮とか宮迫さんとか福島とか他のメンバーがもらってる額が確定しなかったみたいなことを岡本社長おっしゃってましたけど、じゃあ自分らの保身の為だったら宮迫さん達が会見した次の日になんにも精査してなくても会見できるんだなと思ったんですよ。宮迫さん亮さんの時は会見は待て待て待て待て待て待ってってしてたのに、自分らがやばいと思った瞬間に亮宮迫のときにはやんなかったことをポンとやる。ポンとやったことによってこんなグダグダになってる。言ったら論理が全く通ってない。
反社会勢力からのお金の流れについて
加藤さん:整理しなきゃいけないのは宮迫さんと亮が入江に言われて反社会的勢力のパーティーに行った。でそこで何かしゃべったり歌を歌ったりしてお金をもらった。で5年前その時に反社会的勢力ということを知らなかった。なぜなら入江が「僕がやってる吉本も入ってるイベントの協賛になってる人らですから大丈夫ですよー」って言って。でこんだけもらえますよ。「あ、そう、じゃあ行くわ」みたいにして行った。ここまでってしょうがないって言ったらアレだけど、甘さはあるのかもしれないけど、あり得ることですよね。であとからお金もらってないって言ったのにもらったと言った。ここでおいおいおいおい嘘ついてんじゃねーよって。嘘って事はほんとに反社会的勢力ともともとつながってたんじゃないかって言う憶測がブワーッと広がって、炎上みたいな形になるわけですよね。それを今ちょっと解決するならば、どうなんだろうと思うんだけど昨日の会見で吉本興業が入江のイベントに対するイベントっていうのは、スポンサーがあってこれが反社会的勢力だった。それをイベント会社が主催してまとめている。そして吉本興業にギャラが振り込まれている。亮から聞いた話ですけどこのイベントには吉本興業の人間が2人がいた。これね、反社会的勢力、これ入江(イベント会社を指差しながら)、闇営業直営業、でここに(吉本興業を指差しながら)亮さん宮迫さん。成立しませんか、構造が。吉本興業は「イベント主催が別だからわれわれは責任ない」というふうに言っていたけれど、反社会的勢力からもらった入江が間に入っている。入江は反社会的勢力だと知らなかった。そして宮迫さん亮さんHG福島とかってお金を渡したのと同じ構造じゃないですか?これ同じ構造なのに吉本興業の処理・対応は減俸1年50%という事だけで。じゃあこっちにいたタレントさんが同じ形でやってるにもかかわらず、こんだけ契約解除・引退をしなきゃいけないっていうかたち、そして謹慎になってるっていうのは僕はおかしいと思う。
皮肉
加藤さん:宮迫さんと亮さんが「何時までに戻って来い」って言われて。で「その後Q&Aがありますから」て言って。そのQ&Aがなくてよかったね。Q&Aやってたらこういうことになってたんだからね。やった結果がこれっていうのもびっくりしてますけどね、僕は。
岡本社長のリハビリ期間じゃない
加藤さん:あそこまで腹をくくって、覚悟を決めて会見をやった人間が、今まで何だったの?戻って来いって?あそこまで処分って言ってたのに、いざ自分たちの風向きが悪くなったらもう一回話し合いましょうって。それはひどいよって宮迫さんも亮も思うと思う。宮迫さんと亮の判断になってくると思うけど、僕は戻らないと思う。やっぱそこまで言って、あそこまで涙ながらに語った。でもじゃあ戻ってこいって、自分らの会社が悪くなったから戻って来いって言われて。それおかしくないですか?もっと前にそれ出来ますよねっていう話ですもんね。で戻ったところで体制は変わらないんでしょって。言ったらこれからの期間が岡本社長のリハビリじゃないんですよ。性格を変える、人を恫喝しないようになる、性格を僕は変えていこうと思ってるっておっしゃってだけど、あの人のリハビリ期間は僕は知りませんよ。今回までのここまでの流れで責任を取る形が世の中に対して吉本興業がどう変わったのかということを見せられると僕は思うんだけど、現状のままちょっとずつ自分を変えていきますって会見で言ってたけど、いやいやそんな50過ぎて性格なんかかわんないでしょって思うし、どっかで出るでしょうって思うし、今の体制だったらどっかでほころびてまた一緒でしょうって、だから変えたほうがいいって僕は思ってるんですけど。
きょう大崎会長とミーティング予定
加藤さん:僕は今日、まぁ昨日話をしようと思ってたんですけど、あの会見が長くなってしまって時間がなかったんで、今日夕方から大崎会長と僕は話することになってるんですけど。取締役が変わらない限り僕は会社を辞めると言うふうに昨日言ったんで、その旨伝えようと思ってます。そこで僕がこの芸能界でどうなるのかっていう事は、それはそれからかなぁと思ってます。会見を注視してたんですけど、熱いものも感じなかったですし、湧き上がってくる、やっぱりやめるなんて言って俺悪かった会社をなんとかしたいってもっとみんなで話し合ってって、僕の気持ちとしては全くならなくて。今日はもうずっと冷めてる状態なんですよ。ああこういうことか。やっぱ変わらなきゃいけないって僕が言った事は間違ってなかったていう確信に変わっただけで。そこの部分っていうのはもう難しくなっちゃうんですよねー、気持ち的に。
会社に望むこと
加藤さん:芸人に対して、全てっていうのは難しいかもしれないけど、ある程度公平であること。そして局からいくら入って何%あなたにお金が払われているんですよと言うことがちゃんと明確であって。そこは「家族」と言う言葉でなぁなぁにして欲しくない。なぜなら岡本社長に、家族みたいに「頑張ってるか」とか家族みたいに「大丈夫か」って言葉をかけられた事は僕は1度もないから。これは吉本に30年間いますけど、1度もないから。岡本社長が社長になる前から1度もないから。それでこういう場所で「家族」と言う言葉を使われても何にも響かないっていうのは正直あります。
今後について
加藤さん:僕は気持ちとしては決まってます。
明日水曜日のスッキリで去就明言か?
本来なら月曜日に上層部とミーティングする予定だったようですが、会見が延び延びになったため、火曜日のスッキリOA後に大崎会長とミーティングすること報告した加藤浩次さん。
ちなみにミーティングの場に岡本社長は別件があって同席しないんだとか。
経営陣が変わらない限り会社を辞める意向を示している加藤さんに対し、吉本興業は引き止める手立てはあるのか。
仮に辞めることになった場合、その後の仕事はどうなるのか。
吉本退社でMC卒業なんて流れになろうものならテレビ局も批判の的にされかねないため、旧態依然とした社風に風穴を開けるにはいいタイミングとも言えそうです。
明日、水曜日のスッキリからも目が離せません!