新元号が「令和」となり私の地元福岡が話題になっています。
「令和」の引用典拠となった「万葉集」の「梅花の歌」が詠まれたとされる、太宰府の坂本八幡宮。
正直に言います。
ずっと福岡に住んでいますが、坂本八幡宮のこと。。。
初めて知りました!!笑
全国放送されたことで日本各地からはもちろん、私のように知らなかった地元民も押し寄せるであろう坂本八幡宮の行き方などなど、調べてみました。
もくじ
令和発祥の地・坂本八幡宮
太宰府と大友旅人
ここが”令和発祥の地”として一躍有名になった坂本八幡宮です。非常にこじんまりとした印象ですね(笑)
太宰府は7世紀後半に置かれた対百済、新羅など対外防衛、外交の拠点で、8世紀に入ると九州全体を治める機能を持つようになりました。
その長官「帥(そち)」として、728年(神亀5)に太宰府に赴任したのが、歌人としても名高い大伴旅人。
旅人は730年(天平2)正月13日に自宅で役人らを招き、梅の花を題材にした歌会「梅花の宴」を開きました。
そこで詠まれた32首の序文「初春の令月にして気淑よく風和らぎ」から生み出された「令和」が新元号に選ばれることになりました。
ちなみに「梅花の歌」32首のうち11首は、市内の大宰府政庁跡含め各所に歌碑が造られています。
坂本八幡宮はどこにある?
福岡で暮らしていても、太宰府天満宮に行くことはあれど、大宰府政庁跡まで足を伸ばすことはなかなかあまりありません。その大宰府政庁跡のそばにあるという坂本八幡宮を知るきっかけが、これまでほとんどありませんでした。
県外の人からすれば太宰府天満宮を訪れつつ、坂本八幡宮にも立ち寄りたいと考えるのではないでしょうか。
でもでも、太宰府天満宮から坂本八幡宮まで徒歩で行くのは厳しそうな距離感です^^;
画面をタップするとグーグルマップが立ち上がります。
大宰府政庁跡の西側の小道を山側に上って行くと、左手に神社が見えて来ます。そこが旅人の邸宅跡とも言われている坂本八幡宮です。
坂本八幡宮
住所:福岡県太宰府市坂本3-14-23
坂本八幡宮までのアクセス
大宰府政庁跡駐車場40台
- 特別史跡大宰府跡(大宰府政庁跡)1個所
- 普通車40台
- 利用時間:午前8時30分から午後5時30分まで
- 施錠有
40台を多いとみるか、少ないと見るか。令和に湧く今は停めるのは難しそうな気がします。
大宰府は九州地方を統治するための行政府が置かれていた場所で、その政治を取る場所として設けられていたのが大宰府政庁です。
政庁は7世紀から12世紀まで建物が現存していたようですが現在は何も残っていません。
一面芝生になっているのでお弁当を持った家族連れがピクニックに来ている姿をよく見かけます。
建物は残っていませんが、発掘された史跡が残されていて、その史跡が大宰府政庁跡として整備されて一般公開されています。
奈良時代や平安時代の建物の区画の仕方や巨大な門の跡が残っているのでそれを見るだけでもロマンを感じられるのではないでしょうか?
電車&徒歩
もし坂本八幡宮周辺も散策したいということであれば、最寄駅となる西鉄大牟田線の都府楼前で降りて、そこから徒歩で向かいましょう。
福岡市中心部の福岡天神駅から都府楼前駅までは各駅停車で28分。都府楼前駅から坂本八幡宮までは徒歩20分弱です。
天神から向かう場合、急行列車に乗って下大利駅まで行き、各駅停車に乗り換えると時間短縮できます。
西鉄の旅人(たびと)
せっかくなら旅気分、太宰府気分を味わえる列車・旅人(たびと)で行くという手も。
縁起物の模様がデザインされた車両に、縁結びの神様として知られる竈門神社とタイアップした祈願箱を設置。開運をテーマにしたデザイン・展示が施されています。
名前の由来はもちろん大伴旅人です。
旅人は福岡天神駅を、
平日は7:51(普通)・9時46分(急行)・15時55分(普通)
土日祝日は9時47分(急行)
に出発します。
本数が少ないのでご注意ください。
レンタサイクル
西鉄太宰府駅または西鉄二日市駅でレンタサイクルする方法もあります。
- 料金: 1日あたり500円(電動アシスト自転車は800円)
- 傷害保険込み
- 申し込み時に要身分証明書
- 返却場所:西鉄太宰府駅、西鉄都府楼前駅、西鉄二日市駅
- 営業時間:9時から18時まで
- 年中無休
- 西鉄二日市駅は9時から17時まで
- 年末年始の駅業務多忙期には休業の可能性あり
- お問い合わせ:西鉄二日市駅 電話番号:092-922-2024
貸出場所は太宰府と二日市ですが、返却は坂本八幡宮の最寄駅・都府楼前駅でもOK。
自転車なら太宰府一帯をサイクリングすることも可能。気候のいい時期は一番おすすめな方法かもしれません。
令和元年にぜひ太宰府へ
学問の神様としては全国的に有名な太宰府でしたが、新元号発表で新たな観光名所が誕生しそうな気配です。
太宰府展示館では1300年前に太宰府で詠まれたであろう景色が、博多人形で再現されています。
坂本八幡宮、太宰府展示館、大宰府政庁跡、太宰府天満宮、竈門神社、九州国立博物館、だざいふ園などなど。
しばらくは激混みしそうですが、令和になりたてのゴールデンウィークのおでかけ先としてはもってこいの場所ですね。