もうすぐ開幕の春の甲子園、センバツ大会!
今から楽しみですね♪
5年ぶり3回目の出場となる山梨学院で、1年生から正捕手としてチームを引っ張るのが、栗田勇雅選手です。
栗田選手は超高校級のスイングスピードを持つ打てるキャッチャーです。
早くも多くのプロ野球チームのスカウトから注目が集まっています!
栗田勇雅のプロフィール
名前:栗田 勇雅(くりた ゆうが)
生年月日:2002年11月3日
出身:福島県いわき市
身長:172cm
体重:78kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:キャッチャー
経歴:いわき市立平第一中学校→山梨学院
栗田選手は小学3年生から野球を始め、小学4年生からはキャッチャー一筋です。
中学時代は「いわきボーイズ」でプレー。
2年生の時には1学年上の黒須大誠投手(現・横浜)らとともに全国大会に出場。
しかし、3年生では関東大会ベスト4止まりでした。
1年生で山梨学院の正捕手に!
中学卒業後は、バッテリーを組んでいた小吹悠人投手とともに山梨学院に進学します。
高校入学後は、春季山梨県大会・初戦の山梨高校との試合で途中出場すると、3回戦以降は全試合スタメン出場!
2本のホームランを放つなど活躍し、優勝に貢献しました。
続く春季関東大会からは背番号は県大会の「12」から「2」に昇格。
チームは日大三高校の前に初戦敗退に終わりましたが、栗田選手は先制ツーランホームランを放つなど、チームに欠かせない存在であることを証明しました。
1年夏の山梨県大会では、2学年上の垣越建伸投手(現・中日)ら4投手を巧みなリードで牽引、打つ方でも打率.455、ホームラン1本と、1年生とは思えない活躍で優勝!
甲子園出場を果たしました。
どんな選手?
栗田選手は打撃に優れたキャッチャーです。
スイングスピードがとても速く、中学時代に叩き出した数字はなんと140.8キロ!
中学生では120キロを超えると速いと言われ、140キロ台は社会人の平均と言われています。
ちなみに高校時代の清宮幸太郎選手(現・日本ハム)のスイングスピードは143キロです。
スイングスピードだけなら清宮選手クラスと言えますね。
東日本大震災で被災
福島県いわき市出身の栗田選手は、小学2年生の時に東日本大震災を経験しています。
授業中だった栗田選手は、他の児童と一緒に教室を飛び出し、高台へ駆け上がりました。
その時に見た、津波が校舎を襲う光景は今も忘れられないと言います。
父も高校球児
栗田選手の父・健一さんも、1994年、双葉高校時代に福島代表として甲子園に行っています。
残念ながら、甲子園ではメンバーから外れましたが、甲子園の土を瓶に入れ、地方大会の優勝メダルとともに双葉町の実家に大切に保管していました。
ただ、双葉町は震災の影響で、今も避難指示が解除されておらず、取りに行けないため土もメダルもそのままだそうです。
震災を乗り越え、甲子園出場を掴んだ栗田選手。
これからもこの世代を代表するキャッチャーとして成長を続けていってほしいですね。