こんにちは!coちゃんママです♪
6月スタートのNHKドラマ「ブランケットキャッツ」
猫好きの私にはたまらないドラマになりそうです♡
ドラマ「ブランケット・キャッツ」は
6月23日(金)から放送予定で毎週金曜日の夜22:00~です!
そして、キャストは、
【出演】
西島秀俊、吉瀬美智子、島崎遥香、唐田えりか、酒井美紀、美保純 ほか
(第1話ゲスト) 蓮佛美沙子
ではでは!
どんなドラマかあらすじや最終回までをチェック!!
原作結末ネタバレ!
新しい飼い主を見つけるため、ブランケットと共に2泊3日でトライアルされる7匹の「ブランケット・キャッツ」。
猫の飼い主探しをする謎の家具店店長と、幼馴染の獣医師が、猫を通じて人々の人生に小さな光を灯します。
これは重松清の傑作短編小説集「ブランケット・キャッツ」のドラマ化。
原作では、猫達を借りていく7組の家庭を描いた7話の短編集になっています。
原作の7つのストーリーはこんな感じ。
①花粉症のブランケット・キャット
②助手席に座るブランケット・キャット
③尻尾のないブランケット・キャット
④身代わりのブランケット・キャット
⑤嫌われ者のブランケット・キャット
⑥旅に出たブランケット・キャット
⑦我が家の夢のブランケット・キャット
特に身代わりのブランケット・キャッツは人気があり、
「泣いた!!」
「感動した!!」
という感想が多く寄せられています。
ブランケットキャッツとは、2泊3日でレンタルされる7匹の猫のことで、仔猫の頃から慣れ親しんだ毛布(ブランケット)があれば、どこでも落ち着いていられます。
また、レンタル猫には、お店での名前がありますが、それとは別にレンタルした人が好きな名前を付けることができます。
①花粉症のブランケット・キャット
猫の種類:三毛猫
猫の名前:アン(アンジュ)
登場人物:
石田紀夫 夫
石田有希枝 妻 花粉症
●ストーリー
ともに40歳手前の石田夫妻。
最近、妻・有希枝は思い通りにならないことに対してイライラしがちです。
夫が原因の不妊症で子供がいないこともあって、家の中は整頓された「キレイ」な暮らしをしています。
ある時、夫妻は子供の代わりに猫を買おうかと考え、とりあえず試しにレンタルしてみることにしました。
レンタルしたのは三毛猫のアン。
最初はアンを気に入っていた有希枝でしたが、公園にアンを連れて行ったときに、アンがネズミをくわえたのを見て、拒絶するようになります。
紀夫がアンをペットショップに返そうかと考えていると、普段はおとなしくて賢いはずのアンが、なぜか家の中で大暴れして、家具や雑貨を壊してしまいました。
二人きりの「きれい」な暮らしが台無しになってしまいましたが、有希枝は「けっこう、すっきりしたかも」と言いました。
*有希枝は子供がいたら経験したであろう、たくさんの思い通りにならないことを、猫を飼うことにより経験して、少しは思い通りにならないことに対する耐性ができたかな。という話。
レンタルしてきた猫のアンも花粉症なのか、よくクシャミしている。
②助手席に座るブランケット・キャット
猫の種類:メイクーン
猫の名前:クロ(黒猫だから)/ふしあわせ(自分に重ねて、ふしあわせとも呼ぶ)
登場人物:たえ子 50代 三回離婚している。
ストーリー
クロは2年前にブランケット・キャットを引退した猫でしたが、たえ子は今までに何度もレンタルしていたので、特別にレンタルさせてもらえます。
たえ子はクロを連れて、昔のように助手席に乗せてドライブ旅行に出かけました。
その途中、年老いた猫・クロの魔力か、たえ子は不思議な夢をいくつも見るようになります。
実は癌で余命少ないたえ子は、長年勤めていた会社から3000万円横領していて、旅の最後に海で入水自殺をするつもりだったのです。
しかし海まで行くものの、引き波にさらわれ、溺れそうになったクロを助けてしまったことで、思いとどまり生きることを選びました。
たえ子は、いつまで生きられるかはわからないが、罪を償った後、クロとまたドライブに行こうと約束しました。
③尻尾のないブランケット・キャット
猫の種類:マンクス
猫の名前:コウジ(自分と同じ名前を付けた)
登場人物:
コウジの父親/短気だが、子供想い。
コウジ/中学一年生 クラスメイトをいじめている。
ストーリー
コウジは父親に頼んで、猫をレンタルします。
コウジが選んだ猫はマンクスという種類で、マンクスは元々尻尾がものすごく短い猫です。
ノアの方舟に最後に乗った動物で、方舟に飛び乗った時に、閉まる扉にはさまれて、尻尾がちぎれたという伝説があります。
その話を聞いたコウジは、ぎりぎりで方舟に乗れたマンクスの強運にあやかりたいと思いました。
実はコウジは、クラスメイトのヤマシュウをいじめていて、そのことが、ヤマシュウの自殺未遂によって発覚するかもと恐れていました。
結局、発覚してしまい、コウジは父親に叱りつけられてしまいます。
しかし、そんな父親を、コウジは思わず殴ってしまいました。
コウジには父親の想いが重荷になっており、いじめをするような自分を作り上げたのは、父親だと思ったのです。
父親を殴ることは、今までの作られた自分との決別を意味していました。
翌日、コウジと母親がヤマシュウの父親に謝りに行って帰ってくると、猫が暴れていました。
それに頭にきた父親は「この猫を借りてきてから最低になった」と不機嫌に言います。
しかし、それを聞いたコウジは「ずっと今までも最低だった」と打ち明けました。
その言葉で父親は、自分がコウジを苦しめていたことに気が付くのでした。
猫を返しに行ったコウジは、ノアの方舟に間に合ったマンクスのように、自分もまだ間に合うような気がするのでした。