東京電力によると、22日15:00現在、足立区・江戸川区・葛飾区の約46600軒で停電が発生しているようです。現在、復旧作業が行われています。
追記:東京電力によると、22日14:42頃、足立区・江戸川区・葛飾区の約46600軒で停電が発生していましたが、15:30現在、復旧しています。
影響地域は?
葛飾区:約46600軒(南水元、奥戸、新小岩、東四つ木、東新小岩、立石、細田、西新小岩、青戸、高砂)
足立区:一部地域(中央本町)
江戸川区:一部地域(上一色)
停電の理由や原因は?
今のところまだ分かっておりません。
停電の理由としては、色んな原因が考えられます。
例えば、
◇雷の影響
雷が電線等に落ちて、電線・変圧器等の電気を送るための設備が損傷すると、停電が発生します。
◇大雪の影響
電線近くにある高い樹木にたくさんの雪が積もると、雪の重みに耐えられなくなった枝や幹が電線に倒れかかり、停電が発生します。
◇台風や風雨
台風等の強風で飛ばされたトタン等で電線が損傷したり、大雨の影響で発生した土砂崩れによって電柱が倒れ、電線が損傷したりすると、停電が発生します。
海に近い地域では、塩分を含んだ強い潮風が設備に吹きつけます。
送電線と鉄塔は、電気が鉄塔に流れないよう、電気を通しにくい「碍子(がいし)」という器具で接続されています。
この碍子の表面に潮風に含まれる塩分が多く付着すると、碍子の表面を伝って鉄塔に電気が流れてしまい、停電が発生します。
◇鳥
カラスなどの鳥が電柱に巣を作ることがあります。
巣の材料に針金ハンガー等の電気が流れやすいものが使われていると、巣の場所によっては針金ハンガーに電気が流れてしまい、停電が発生します。
他にも、地震や近隣の火災、自動車等が電柱・路上機器等の電気を送るための設備に衝突し、設備が損傷すると、停電が発生します。
また、衝突事故によって停電が発生しなかった場合でも、事故後の周囲の安全確保や設備修理のため、停電させることがあります。
また重機などで地面を掘削する工事で地中埋設ケーブルを損傷させてしまったり、クレーン等が送電線に接触してしまったりすると、停電が発生します。
様々な原因があるんですね!
停電復旧の仕組み
停電を復旧させるためには、まず、変電所に近いエリアから順番に電気を流し、停電原因のあるエリアを絞り込んでいきます。
次に、問題のあるエリアに当社社員が緊急出動し、最終的には電柱を一本一本調査して異常のある場所を特定します。
そして、設備の修理や接触物の除去を行い、すべての停電を復旧することができます。
停電した場合の対処
停電中に出かける際には、分電盤のブレーカーを切ってから外出するとより安全です(停電解消後は、ブレーカーを入れた後に機器のプラグを差し込んでください)
トイレの流し方
バケツ等に水をくみ、直接便器内へ流す
①便座・ふたを上げる
②バケツ1杯分(6~8L程度)の水を、水飛びに注意しながら一気に流しこむ
③さらに静かに3~4Lの水を流す
④排水管の途中に汚物が停滞する事を防ぐため、2~3回に一度は、多めの水(10~12L)を流す
「タンクに水を入れるか」について、TOTOは「避けてください」と明記しています。
タンク内の水だけでは、流すための水が不足してしまい、洗浄不良や詰まりの原因になってしまう可能性があるためだそうです。
また、お風呂の残り水などを使う場合は、水中の髪の毛などがタンク内部の部品にひっかかってしまったり、トイレの種類によってはタンクまわりに電気部品があるため、水がかかって故障する恐れがあるので注意です。
冷蔵庫は何時間もつの?
ドアの開閉がまったくない状態であれば「2〜3時間程度」冷気が保てるようです。
その後は、庫内の温度が上昇していきます。
停電後慌てて中の食材を出してクーラーボックスに移したり、逆に冷蔵庫で新たな食品を保管するのは避けましょう。
できるだけ開閉しないのがポイント。開閉する度に庫内温度が上昇してしまいます。
停電が解消した場合の行動
停電が解消したら、次のことを確認しましょう。
●冷蔵庫が動作しているか確認しましょう。動作確認後、温度設定や製氷モードの設定などが変わっていないか確認しましょう。
●炊飯器、テレビなどのタイマー機能がリセットされていないか確認しましょう。
●エコキュートや電気温水器のリモコン設定がリセット(初期化)されていないか確認しましょう。
電化製品などはチェックした方が良さそうですね!