日本と韓国の関係がどんどん悪化している中、イ・ウヨン氏が自国である韓国のことを批判しました。
韓国が痛烈に日本を批判している中、はっきりと事実を訴えたイウヨン氏のこの発言には日本国民からは称賛の声が出ています。
イウヨン氏はどんな方なのか?
ネットの反応は?
このあたりをまとめてみます。
李宇衍(イ・ウヨン)とは?

イウヨン氏は、戦時中のいわゆる徴用工ら朝鮮半島出身労働者の賃金体系を研究している韓国の落星台(ナクソンデ)経済研究所の研究員です。
今月2日にジュネーブの国連欧州本部で行われたシンポジウムで「賃金の民族差別はなかった」と発表しました。
つまり、炭坑での日本人と朝鮮人との待遇をめぐり韓国内で指摘される民族差別について「全くの嘘だ」と主張したのです。
さらに「歴史を歪曲(わいきょく)する韓国と日本の研究者やジャーナリストは無責任な言動をやめるべきだ」と訴えています。
李氏はシンポジウムで、当時の炭坑の賃金台帳などから朝鮮人と日本人の賃金格差の実態を調査した結果も報告しました。
それによると朝鮮人炭鉱労働者の賃金が朝鮮半島で働く教員の4・2倍になる炭坑もあったとしています。
李氏は、炭鉱労働者は賃金面で他の職に就く日本人に比べても優遇されていたと説明し、韓国の映画などで「やせ細った朝鮮人労働者」のイメージが広がっていることには「当時の写真を見れば健康で壮健堂々としていた」と反論しました。
イウヨン氏の主張まとめ
・戦時中の朝鮮人労働者の大半は強制的に連行されたのではない
・朝鮮人労働者は給与も貰っていて、奴隷のような存在ではない
・韓国では日本人炭鉱夫の写真が徴用工として流布されるなど歴史歪曲が行われている
・日本はすでに補償金を支払っていて、韓国最高裁が日本企業に賠償を命じた判決は誤りだ
イウヨン氏は、現在日韓関係が極度に悪化している原因は、この徴用工訴訟で昨年10月30日に韓国最高裁が日本企業に賠償を命じた確定判決と、これを韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権が尊重し日本に履行を求めたことだとしています。
その上で、日韓の請求権問題の完全かつ最終的な解決で合意した1965年の日韓請求権協定が「韓日関係の原則であり、守らねばならない」と強調。
また、韓国の司法府や政府が、戦時労務動員を「強制連行」や「奴隷労働」だと誤解していることで問題が起きたと指摘しています。
しかし、心配なのがこのイウヨン氏の発言をよく思わない韓国民がたくさんいるようで、イウヨン氏の身の危険だと言われています。
実際にイウヨン氏は発言の後、襲撃を受けています。
事件は7月29日午後に発生。70代の男1人と30代とみられる男2人が、落星台経済研究所を訪れ、「売国奴野郎」「親日野郎」などと叫びながら、入り口のガラスドアを蹴り、男たちは、応対したイウヨン氏につばを吐いたりしました。
幸い李氏にけがはなく、「予想はしていたから大丈夫だ」と話しています。
ネットでの反応まとめ
このイウヨン氏の勇気ある発言にネットでは
イウヨンさんすごい人だ。このような人が韓国にいたのだと思うと安心した。ただ心配だ
イウヨン氏大丈夫かしら。 イウヨン氏みたいな人が大統領だと仲良くなれるのにな。
イウヨンさん、もし危なくなったら日本来てください。正しいことを正しいって言えるあなたの勇気が素晴らしい。
イウヨンさんの言動は、学問的良心に根付くものであるのだが、われわれ一般の日本人が理解できる域を超えている勇気のある言動であり、世界史に残る行動なので、一般の日本人にこそ、記憶にとどめていただきたいのです。
イウヨンさんみたいにまともな韓国人もいるんだ