落ち込んだり、急にテンション上がったりと情緒不安定気味の国語教師・太宰府先生の授業が続くドラゴン桜2の44話。今回はハイテンション回。ノリノリで東大入試の傾向をズバッと教えてくれます。
『東大入試はアドリブでなんとかなる!?』
今回も受験生は目が離せません!!
もくじ
東大は言い換える問題を数多く出題している
なかなかキャラ設定がまとまらない太宰府先生ですが、東大は言い換える問題を数多く出題していることを指差しポーズでズバッと断言し、ご本人はご満悦な様子。
迷走気味の太宰府先生に困惑気味の水野・天野・早瀬ですが、落ち込まれても面倒なので適当に合わせながら先を促します。
実際の東大の入試問題
あるプリントを差し出す太宰府先生。その中身は実際の東大の入試問題。
- 数学→問題文を数式に言い換えられるかを聞いている
- 英作文→英文を結論として言い換えられるかを聞いている
- 日本史→2つの資料を言い換えられるかを聞いている
と、どの科目においても「要するにあなたならこれをどういうふうに言い換えますか?」という問いが多いんだとか。つまり言い換える力があれば東大入試はある程度点が取れると言うのが太宰府先生の見立てです。
社会などの科目ではその傾向が顕著
例えば早稲田や慶応の日本史の問題は穴埋め問題が多い。それはつまり知識がなければ空欄を埋められない。対して東大は10行〜30行の文章を読んで3行で説明する、などの問題が出る。
極端な話、全く勉強をしていなくても国語の能力、言い換える力があれば解けてしまう。アドリブでなんとかなってしまうのが東大の問題なんだそうです。ほんまかいな。
太宰府先生の言葉
- 国語が得意になれば東大の問題は簡単!
- 国語の力で入試突破も夢ではない!
国語力を身につけるために来た太宰府先生
読解力とは?
言い換える力をトレーニングして天野と早瀬の読解力を養う授業が始まりました。しかし読解力という言葉は漠然としたイメージでわかりにくい、ということで、
読解力→要約
つまり、読解力とは文章を読んで要約する力のことであり、要約力が身につけば読解力が身についたことになると説く太宰府先生。
さらに読解力が短期間で身につけられると聞き、前のめりになる天野と早瀬。
そこで再び課題が課されます。
走れメロスを要約
再び走れメロスを要約することになった天野・早瀬ですが、今回はあらかじめ太宰府先生が示した8つのキーワードを入れるというルールが。そのキーワードは、
- 那智暴虐の王
- 信じる
- 友
- 人質
- 諦める
- 約束
- 仲間
- セリヌンティウス
果たして、この8つのキーワードを使って「走れメロス」を要約して説明することはできるのか!?
以下次号。。。
感想
キャラが少しずつ定まってきたようで、太宰府先生の力強い言葉が出始めた今回。東大受験は国語力で何とかなるということ、その国語力の根幹にある読解力はすぐに養えるということも明らかになりました。
8つのキーワードを示した上で、再び走れメロスを要約させる太宰府先生。
ルールが課されたことで要約の質はどう変わるのか?
普段無意識に使っている日本語だからこそ理解しきれていない部分もありそうで、日本語を構造で読み解く太宰府先生の授業にだんだん引き込まれているような(笑)
次号も楽しみです。。。
しかし作者の三田紀房さんは、キャラ作りに長けていらっしゃいますね。