最近、渡邊雄太選手や八村塁選手、馬場雄大選手など、日本バスケ界の有望な選手が次々に現れてきていますが、中学生世代にも将来の日本バスケ界を担って行きそうな選手います。
その選手の名前は、田中力選手。
田中力選手は、アメリカ人の父親と日本人の母親を持つハーフの選手です。
現在中学3年生で、すでに身長が186cmもあります!
中学生でこれだけ身長があると、高さだけ活躍できてしまい、技術が伴わない選手が多いものですが、田中選手は違います。
ドリブルが上手く、左右どちらの手でも差がなくボールを扱えますし、3Pシュートやフローターシュート(相手のブロックを交わすためにふわりと浮かせるシュートで、とても技術がいります)も難なく決めます。
中学生の試合に出るとまるで、一人だけプロ選手が混じっているみたい。
見る人を魅了するプレーの連続ですね。
田中選手は諏訪小学校4年生の時に、友達に誘われたのがきっかけでバスケを始めました。
ミニバスのチーム「鶴久保MBC」に入団し、当初は「全くついていけなかった」と言いますが、放課後のほとんどを自主練習に充てて才能が開花。
坂本中学に入る頃には、世代別の日本代表選手に選ばれるまでに成長しました。
今年3月に行われた「都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会」(通称ジュニアオールスター)では、神奈川男子選抜として出場し、チームを優勝に導いています。
個人としても、準決勝の東京戦ではチーム68点のうち43点を、決勝の長崎戦でも59点のうち34点を決めるなど圧倒的な活躍を見せ、最優秀選手に選ばれています。
世代トップレベルの選手が集まるこの大会で、ここまでの成績を残せるのは凄すぎです。
もちろん、田中選手の活躍は同世代だけにとどまらず、「U-16日本代表」に飛び級で選出されています。
成長期のこの世代の年齢差は大きいはずですが、主力として活躍し、1月に行われたチェコ遠征の「CRYSTAL BOHEMIA CUP」では優秀選手にも選ばれています。
U-16日本代表のヘッドコーチのトーステン・ロイブルさん言うには、
「彼はこれまで私が見てきた日本人の中で最高の素材。オフェンスもディフェンスもいいし、リバウンドが強くて足も速い。この年代で一人だけ完璧な選手になるかもしれない」
とべた褒めです。
気になる田中選手の中学卒業後の進路は?
将来の夢は「NBA選手になること」という田中選手。
卒業後はアメリカの高校に行く? という噂があります。
これだけ同世代より実力が抜きんでていると、早く海外でプレーした方がいい気もしますが、どうするのでしょうかね。
また田中選手を検索すると【生意気】というワードが出てくるので色々調べてみましたが、特に生意気というエピソードは出て来ませんでした。
プレースタイルがそう見えるのかな??
よく分かりませんでした。
田中力選手をはじめ、最近の若いバスケの選手を見ていると、
「日本のバスケの未来は明るい!」
そう感じずにはいられませんね。