追記：レスリング女子で五輪、世界選手権を合わせて１６大会連続世界一の偉業を成し遂げた吉田沙保里さんが、2019年1月８日に現役引退を表明。
引退理由について「東京五輪に出場したい思いとリオで銀メダルに終わってしまい、日々迷いながらここまで来た。若い選手たちが世界の舞台で活躍する姿を見て、自分自身と向き合ったとき、レスリングはすべてやり尽くした」と語った。
こんばんは！coちゃんママです♪
吉田沙保里選手の試合が始まりましたね！！
金メダルへの期待がかかっているので、かなりプレッシャーもあるでしょうが、プレッシャーに負けず、頑張って欲しいです！！
さて、今回は吉田沙保里選手の家族、特に母について書きたいと思います。
吉田沙保里選手の家族は現在は、母・兄２人・妹と５人家族です。
吉田沙保里選手の父・栄勝さんは２０１４年に亡くなっています。
金メダルを取った時にお父さんを肩車したシーンは感動的でしたよね！！私も一緒に泣いちゃいました！！
レスリングの指導者だった父の栄勝さんについてはよく取り上げられていますが、栄勝さん自身もレスリング経験者で現役時代は全日本優勝の実力者です。
３歳からレスリングを始めた吉田沙保里選手の一番近くで指導・応援していました。かなり厳しい指導だったようです。
きっと父のことを嫌いになった時期もあったでしょうね。
そんな時にフォローをしてくれ、精神的にも支えてくれたのが母である幸代さん。
幸代さんは元国体レベルのテニス経験者です。
年齢は、今年で61歳になります。
出身地は、三重県美杉村（現・津市）。
材木屋に生まれ、幼少期は木登りや山遊びをしていた女の子だったようです。
中学からはテニスに励み、県立津女子高（現・津東高）時代は下宿生活を送りながら県大会を制し、インターハイにも出場。
短大卒業後、地元で開催された1975年の三重国体では、補欠選手に入りました。
中学、高校、短大で主将を務め、根性練習も厳しい指導も乗り越えてきたそうです。
かなり精神的にたくましい方のようです。
母・幸代さんは22歳で結婚し、栄勝さんは一志町でレスリング教室を始めますが、公務員で副業禁止であるため、月謝を取らなかったので、生活はかなりキツかったとのこと。
お母さんは一家の食費を「1日1000円」と決め、家計を切り盛りしました。
吉田選手は、多いときには年間17回もの大会遠征がありましたが、参加できたのはお母さんの節約のおかげでもあります。
沙保里さんは強さばかりが注目されていますが、試合の直前には緊張のあまり震えている時もあり、
「あの子もそれだけのプレッシャーを乗り越えてきているんですよ。」と幸代さんは言っています。
119連勝でストップした時には、現地から泣きながら電話が掛かってきたそうです。
その時に、
「119回勝てたってことは、あなたに負けて泣いた人が119人いるんよ。だから1回負けたぐらいでメソメソしないでも大丈夫」
と幸代さんが励ましたとのこと。
立ち直った吉田選手はまず、この悔しさを忘れないために、敗戦を報じる新聞記事の切り抜きと、屈辱の銅メダルを部屋に飾りました。
そして、毎日それを見ながらオリンピックまでの間、栄和人監督と一緒に、二度と相手の「タックル返し」の餌食にならないよう、自分のタックルをいったん分解し、隅々まで検証してさらに完成度の高いものにつくり直すという練習を徹底的に行いました。
また2012年のロンドンオリンピックの時には、「緊張しすぎて寝られない」と吉田選手さんからお母さんにメールがあり、これ以上ないくらい頑張っている娘に、もっと頑張れというのは可哀想なので、こんな風にメールを返したそうです。
「でも一番緊張していないのは、あなたとちゃう？みんな沙保里に勝とうと思ってあなた以上に緊張してると思うよ」と。
お母さん！！！
良いこと言うわ〜！！！
お母さんは、日本生命のCM「吉田沙保里×サポーター 母親」篇に出演しています。
CMでは「霊長類最強とか言われてますけど、違うんやなと言いたい」「可愛らしいとこもあるし、お茶目なとこもあるし、私にとったらほんとに普通の子供」と語っています。
幸代さんは、沙保里さんの事を「可愛い、可愛い」と可愛がって育てた記憶の方が多く、ほとんど叱ったことがないそうです。
とっても素敵なお母さんですね。
また吉田沙保里選手には２人お兄さんがいて、長男が勝幸さんと次男が栄利さんと言います。
お兄さんたちもレスリングをしていて、次男の栄利さんは中学、高校では全日本チャンピオンの実力者です。
吉田沙保里選手の強さの秘密はこの暖かい素敵な家族の支えにありそうですね！
