9月1日から始まる「第28回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」。
その中でぜひ皆さんに注目してほしい選手がいます。
それは、日大三高の井上大成選手です。
今年の日大三高には、井上選手以外にも、エース櫻井周斗投手、4番の「デカプリオ」こと金成麗生内野手など注目選手がいました。
しかし井上選手も、高校野球関係者の間では「最も注目すべきは井上」とも言われるほどの実力を持った選手です。
日大三高では、サードを守り、強打・俊足・強肩と3拍子そろった1番バッターとして、他校に恐れられていました。
名前:井上大成(いのうえ たいせい)
生年月日:1999年5月4日
出身:神奈川県厚木市
身長:180cm
体重:80kg
投打:右投げ左打ち
経歴:厚木市立南毛利中学校→日大三
趣味:映画鑑賞
特技:スノーボード
井上選手は、南毛利小学校時代に『恩名ソフト』でソフトボールを始め、投手で1番バッターを打つなど、中心的な選手として活躍していました。
中学生時代は、『相模ホワイトボーイズ』でプレーします。
中学3年生の時には全国大会にも出場しました。
そして中学卒業後、東京の名門・日大三高に進学します。
神奈川育ちの井上選手が、東京の日大三高を選んだ理由は、2010年の第82回選抜高校野球大会、日大三対興南(沖縄)の決勝を甲子園のスタンドで観戦し、日大三高への憧れを抱いたからです。
さらに翌年の夏の甲子園で、日大三高が優勝したシーンをテレビで見て、
「日大三に行って、甲子園に行きたい」
と強く思うようになったそうです。
甲子園には、高校三年の春のセンバツに出場しています。
また、井上選手の弟さんにも密かに注目が集まっています。
あまり情報は出ていませんが、どうやら同じ日大三で野球をしているようです。
5月に日大三のB戦を見て、マウンドの投手に目が点になった。強靭かつしなやかな腕の振りから放たれる切れ味抜群の快速球。もっと驚いたのは、この投手が入学間もない1年生ということだ。井上大成選手の弟・広輝投手。今夏は間に合わないと思っていたら背番号20でベンチ入り。将来楽しみな存在だ。
— 菊地選手 (@kikuchiplayer) 2017年7月14日
現在1年生のようですね!
目標とする打者は?
2016年にセ・リーグ新人王を獲り、高校の先輩でもある高山俊選手(阪神)。
高山選手のように「打率も残せて長打も打てる、強打の1番」になることが目標だそうです。
気になる高校卒業後の進路は?
今のところ、本人の口から卒業後の進路について明言されていません。
志望届を出せば、上位ではないかもしれませんが、指名する球団はあるでしょうね。
でも、最近の日大三高の卒業生の傾向を見ると、本人が強くプロ入りを希望しないかぎり、大学進学を経て、プロ入りする人が多いようです。
ですので、井上選手も4年後の上位指名を目標に、大学野球で更なるレベルアップしてからのプロ入りを目指すのではないでしょうか。
進学先は、おそらく東京六大学、それも明治大学あたりが有力ではないでしょうか。
日大三から明治大学を経てプロ入りした選手には、
高山俊選手(阪神)、山崎福也選手(オリックス)、関谷亮太選手(ロッテ)、荒木郁也選手(阪神)などの選手がいます。
U-18W杯関連のニュースを見ていると、
サードが本職の安田選手にファーストを守らせて、清宮選手と争わせ、安田選手と清宮選手どちらかをDHで起用するというニュースもありました。
もしそうなると、サードが本職の選手は井上選手だけとなり、必然的にスタメンで起用される可能性が高くなります。
世界一への鍵は、井上選手の活躍にかかっている!?
みなさんもU-18W杯を観戦するときは、ぜひ、井上大成選手に注目してみてください。
将来、必ずプロに行く選手ですよ。