2013年に高橋光成投手(現・西武)を擁して、成し遂げて以来の夏の甲子園優勝を目指す前橋育英高校。
最近では、140km/hオーバーの投手が複数いるチームも珍しくなくなりましたが、
前橋育英高校にも吉沢悠投手、丸山和郁投手、根岸崇裕投手、皆川喬涼投手と4人もいます。
なんでも「前橋育英カルテット」と呼ばれ、他校からおそれられているのだとか!
その「前橋育英カルテット」の中で、「背番号1」を背負うのが、今回ご紹介したい皆川喬涼投手です。
皆川喬涼投手はノビのある速球とキレのあるスライダーが武器で、今年の夏の群馬県予選では、自己最速を一気に6km/hも更新するなど、伸び盛りの投手ですね。
名前:皆川喬涼(みなかわ きょうすけ)
生年月日:1999年10月4日
出身:群馬県館林市
身長:179cm
体重:79kg
投打:右投げ右打ち
家族:両親と兄と弟
経歴:館林市立第四小学校→館林市立第四中学校→前橋育英MAX149キロ、変化球はスライダー、チェンジアップ、カーブ
皆川投手は、小学校一年生のから『美園小サンダース』で野球を始めます。
最初は内野手としてプレーしていましたが、小学六年生の時にピッチャーに転向しました。
中学時代は学校の軟式野球部で投手&内野手としてプレー。
ホームランを20本も打ち、どちらかというと投手より野手として注目されていたみたいです。
そして高校は前橋育英に進学。皆川投手が中学2年生の時に前橋育英は全国制覇していますから、前橋育英に行きたいと思うのは当然ですね。
前橋育英では、打撃センスを買われて、1年生の秋から外野手としてベンチ入りをしています。
2年生の春から、控え投手として何度か投げる事もありましたが、他にも素晴らしい投手がいっぱいいましたので、実績はあまり多くありません。
2年生の秋には、ライトのレギュラーとして、群馬県大会優勝、関東大会ベスト4に貢献しています。
甲子園には、昨年の2年生の夏、今年の3年生の春のセンバツと2度出場しています。
しかし、主に外野手としての出場で、甲子園のマウンドに立ったのは、夏の1回1/3と、センバツの1回だけと、ごくわずかです。
強力なライバルがいる前橋育英の投手陣の中で、皆川投手が背番号「1」を背負うようになったのは、今年の夏の群馬県予選からです。
春のセンバツに出場し時はまだ、背番号は「8」でした。
監督の抜擢に応え、皆川投手は群馬県予選では5試合中4試合で先発し、26回1/3を投げ、30奪三振 防御率1.03と圧倒的な成績を収め、甲子園出場に貢献しました。
また、皆川選手には兄と弟がいます。
お兄さんと弟さんも野球をしてるのかな?と思ったんですが、全く情報は出ていませんでした。
気になるスカウトの評判は?
◇ロッテ・諸積スカウト
「真っすぐの力強さが魅力。青藍泰斗の石川(翔)、(常磐高校の)山上(信吾)、皆川の北関東3人衆は凄く楽しみだね」
調べたところコメントを出している球団はロッテだけでした。
ですが、間違いなく全チームが視察はしているでしょうね。
皆川投手は今年の甲子園で、150km/hを出せるか注目されています。
しかし、個人的には、昨年の春の関東大会で、皆川投手が関東第一相手に投げたという80km/h台の山なりの遅球「超スローボール」を甲子園でも投げないかな?と楽しみにしています。