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イギリスのアーム社はどんな会社?ソフトバンクが買収した理由!

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こんばんは!coちゃんママです!

ソフトバンクがARMホールディングスを買収し、その買収額がおよそ3.3兆円ということでかなり話題に上がっています!!

3.3兆円って!!
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孫さんて本当にどんどん挑戦していく方ですよね!!
かっこいいっ!!

でも、そんなにARMホールディングスに可能性があるの?!
そして、どんな会社なの?!!

先ほど、WBSにも孫社長が出演し、熱く語っていましたが、
私のような専門的なことは分からない人にもなんとなく分かるように、どんな会社なのか?なぜ孫さんは3.3兆円という大金を出してまで、買収したのかをまとめてみたいと思います。

アーム社ってどんな会社?

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ARMホールディングスはスマートフォンなどに使う半導体やCPUを設計し、そのライセンスを世界の半導体メーカーに提供している会社です。

※CPUとは色んな処理を行う電子回路のこと。
そして、PCであれスマホであれ、コンピューターにはCPUが必要です。

 

つまりARM社はCPUを設計して半導体会社にライセンス供給するビジネス。
ですので、半導体そのものを販売している会社ではありません。

なんと!!
iPhoneでもAndroidでもWindowsRTやWindowsPhoneの一部も含めて、

世の中のスマホやタブレットのほとんどのCPUはARM社の設計したチップだそうです!!
知らない会社でしたが、世界中の人がお世話になっているわけなんですね!

しかも、スマホでは独占に近いレベルでシェアを獲得で、現代のスマホは、ARM系の部品がないと製造できないと言ってもいいくらいだそうです。

なるほどー!!これはすごい会社じゃないですか!!

アーム社は半導体業界では世界的にはかなり有名な会社なんです。

アーム社の歴史

●アーム社はイギリスのケンブリッジに本社を置く。
●会社の起源は、1978年創業のエイコーン・コンピュータ社。
エイコーン・コンピューター社とは、1980年代にイギリス国内のほとんどの学校で導入された「BBCマイクロ」コンピュータを開発したことで知られるコンピュータ会社である。

●1990年、エイコーン社の別会社として生まれたのが半導体設計を主力とするアーム社。
●アップルのPDAとして知られる「ニュートン」の共同開発プロジェクトがきっかけ。
アップルが150万ポンドを出資し、エイコーン社がエンジニア12人を提供してアーム社スタート。
●1999年にはFT100指数の中に入るまでに成長し、2007年には携帯電話の98%にアーム社の技術が入った半導体が搭載されるようになる。

●現在までにアーム社の半導体が使われているのはテレビ、スマートフォン、タブレット、ドローン、スマート・ホーム(インターネットに接続された室内温度調節器、電力メーター、煙探知機など)、スマート・カー、ウェアラブル機器などとかなり幅広い。

●英国発祥の企業で、これほど世界的に使われる技術を持つ企業は珍しく、英国の中でもとても需要な企業。

 

ソフトバンクが買収した理由は?

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ここまでのアーム社のことを見ると、アーム社はすごい会社で、買収するのも納得出来る気はしますが、それにしても、3,3兆円も出す?!!

って話になりますよね。

まず、アーム社の決算書によると、

2014: 795.2 £m
2015: 968.3£m

というように、21.76%売り上げが上がっています!

昨年1年間で、アーム社は、150億のマイクロチップを販売したという。
この数は、ライバルとなる米インテル社がこれまでに販売したマイクロチップの数を超えるそうです。
会社の状態としてはかなり良さそうです。

そしてさらに重要なことには、アーム社の技術は次世代のモノのインターネット化に使われてゆくものだ!というところです。

 

孫さんも

「アーム・ホールディングスの成長余力と10年後の将来価値を考えれば、非常に安く買えた」

「アームはこの10年間評価してきた。自動車や家電製品など全てのものがつながっていく。『モノのインターネット(IoT)』には今後大きなチャンスが出てくる。将来を信じて投資したい」
と語っています。

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スマホ・IoT(組み込み型)という今後に伸びが期待されるCPUをほぼ独占でライセンス提供できるようです。

※組み込み型の用途としては、スマートシティ、スマートホーム、産業用、農業用、ウェアラブル、MCU、センサー、スマートカードなどが対象となっています。

これからますますインターネット化が進んでいくでしょうし、ロボットのニーズも増えていくのは間違いないので、とにかく、将来性がかなりある会社なんでしょう!

 

今までも、ソフトバンクは「高すぎる!」という値段で買収しても、後から振り返ってみると実はそんなに高く無かったというケースも多々あります。

つまり、孫さんはみんながまだ価値に気づいていないものを、時代を先取りして察知する能力に長けているので、きっとこの投資も成功するのではないでしょうか!

孫さんってすごい人だーーー!!

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