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岩手県不来方(こずかた)高校野球部員は10人!小比類巻圭汰がエース!

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■わずか10名で甲子園出場を勝ち取った県立不来方(こずかた)高校とは?
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わずか10名の部員しかいない岩手県立不来方(こずかた)高校が、第89回選抜高校野球大会の「21世紀枠」での甲子園初出場を決めました!
日本高校野球連盟によると、10人での出場は87年センバツの和歌山県立大成高校(現海南高校大成校舎)以来のことだとか。

野球部の方、学校関係者の皆さん!!
おめでとうございます!!!

不来方高校は、盛岡市南部に隣接するベッドタウンとしての開発が進んでいる矢巾町(やはばちょう)にある県立の高校です。
1988年設立ですから比較的新しい高校ですね。

不来方高校の特色は、「普通科」のほかにも「人文学系」、「理数学系」、「芸術学系」、「外国語学系」、「体育学系」の5つの学系があることです。
「芸術学系」には陶芸科やヴァイオリン科。「外国語学系」にはフランス語などが学べる、全国的にも珍しい学科があります。
野球部員の中にも、「芸術学系」「外国語学系」に通っている人もいるのでしょうかね?
さすがに「普通科」か「体育学系」くらいでしょうか?
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不来方高校野球部は秋の岩手県大会で準優勝をし、東北大会に出場しました。
惜しくも初戦で敗れはしましたが、相手は甲子園常連校の八戸学院光星。
八戸学院光星と言えば、毎年、野球部員が100名を超える強豪です。
その高校相手に、部員10名の不来方高校 0対2で惜敗ですから、大健闘といえるでしょう。

部員が10名しかいないことで、不便なことも多いようで、
練習でノックをしていても、球拾いがいないので、エラーしたら自分で取りに行かなければいけなかったり、試合では、守備が終わっても1人はベンチで休めず、交代でベースコーチをする必要があったり、守備につく時のキャッチャーの防具装着を監督や部長が手伝ったりすることもあるそうです。

しかし、不来方高校野球部のすごいところは、人数が少ないことをマイナスにとらえなかったことです!
人数が少ないので全体の守備練習もままならないなら、その分、人数が少なくてもできるバッティング練習に集中してやってみようと考えました。

平日約2時間、土日は4~5時間の練習の約9割をバッティング練習に費やしました。
練習内容も、打撃投手がマウンドの5mも前から投げたボールを打つというものでした。

しかも、部員が少ない分1人1人の練習量を多くとることができます。
その練習の成果はすぐあらわれ、秋の岩手県大会では、同じくセンバツ出場を決めた盛岡大付属高校に完封負けした決勝を除けば、4試合で計26得点をたたき出しました。

足りないものを嘆くのではなく、それをプラスに変えようとする姿勢は見習いたいものですね。

不来方高校の中心選手は、小比類巻圭汰(こひるいまき けいた)選手。
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エースで四番でキャプテンと、まさにチームの大黒柱です。
もちろん、不来方高校は小比類巻選手のワンマンチームというわけでなく、人数が少ないぶん団結力があり、全員野球が持ち味のチームです。

小比類巻主将は、
「10人を言い訳にせず、できることをやってきた」
「10人だけだから弱いとか勝てないと思ったことは一度もない」
と言います。
かっこよすぎますね。
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わずか10名の県立不来方高校が甲子園でどのような試合を見せてくれるのか?
どこまで勝ち進むことができるのか?
今から選抜が今から楽しみです。

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